今回は非常に寿命が長く、塗料の中では耐候性に優れた無機塗料についてお話ししていきます。

無機塗料とは…

「無機物(炭素を含まないもの)」を配合して作られた塗料のことです。

身近なもので言えば、ガラスや鉱石などが無機物です。紫外線で劣化せず、非常に硬くて燃えにくい性質があります。無機塗料は主にセラミックやケイ素を主成分にしています。

一方、よく使われている一般的な塗料は「有機物(炭素を含むもの)」を主成分にしているもので有機塗料と呼ばれます。こうした有機樹脂は柔軟性に富んでいますが、紫外線によって劣化してしまいます。

無機物100%で作る塗料であれば半永久的に劣化しないものができますが、完全に無機物100%の塗料は、実用的な観点からは難しいとされています。そのため、無機物の優れた性能を活かしながら、有機物を混ぜて使えるようにした塗料が「無機塗料」となります。

塗料メーカーによっては、「無機有機ハイブリット塗料」という表現を使うこともあります。

ちなみに…無機物100%の塗料は存在しません。

次回は無機塗料のメリットデメリットについてお話ししていきます。